【天使】大天使ミカエルのいざない
「大天使ミカエルさまぁぁぁぁぁ!!」
ハッとして、目が覚めた。
今のは、自分の声!?
「大天使ミカエル」って、誰?
私は、家族や友達・ルームメイトからも「寝相が良い」、「とても静かで、ほとんど動かないね」と言われることが多い。
そんな私が「叫んでいたこと」に驚き、しかも「大天使ミカエル」が「どういった天使なのかも知らない」のに、まるで「知人に出会ったかのように叫んでいた自分」に「二重の驚き」だった。
これは、2012年10月の「夢の話」である。
私は「宇宙空間」を何かに押し上げられるような状態で、「上へ上へ」と上昇していた。
私は「仰向けのような格好」で、ずっと上を見ていて、頭上30メートルくらいの所にある「光が何なのか」を確かめようとしていた。
「光」との距離が、だんだんと近くなってくる。
それは、蛍光灯のように「白い光」を放っていて、「直径3メートルくらいの半球体の形」をした「宇宙船」のようにも見えた。
「なぜ、この光に向かっているのか?」
「これは、本当に宇宙船なのか?」
上昇しながらも、疑問に思っている私。
「白い光」が手に届きそうな「頭上2メートルくらい」の位置で、上昇が止まった。
「真っ暗な宇宙空間」の中で、その「白い光」は「とても明るい」が、全然まぶしさを感じず「やさしい光」に思えた。
それまで「白い光」に夢中だった私は、そこでようやく気がついた。
自分が誰かに「お姫様だっこ」をされていることに。
長い髪は「金色」で、ふんわりと少し「カール」がかかっているように見え、透き通るような白くて滑らかな肌を持った男性は、「コバルトブルー」の「サテン生地」からできているような服を着ていた。
男性は、「体全体」から「白く淡い光」を放っているように輝いていた。
私は「その男性の顔」を見た瞬間、「大天使ミカエルさまぁぁぁぁぁ!!」と叫んで、自分の声に驚き、目が覚めたのだった。
しかも、「大天使ミカエルさまぁぁぁぁぁ!!」の後に「どうして、ここに?」と言いかけていた自分もいたのだ。
しかし落ち着いて「頭で」考えてみると、私は「ミカエル」の名前を聞いたことがあったものの、「大天使と天使の違い」も「ミカエルの外見」も「何をする天使なのか」も全く知らなかったのだ。
だが、男性の顔を見た瞬間に「大天使ミカエル様」と叫び、「どうして、ここに?」とまるで「昔からの知り合いだった」かのように質問をしかけた私も存在するのだ。
私の「頭」と「心」とが「真逆の反応」を起こしていて、なんとも奇妙な感覚だった。
その日のうちに、本屋で「天使」に関する本を読み漁った。
すると、私が夢で見た「コバルトブルー」の服を着た「大天使ミカエル」の姿があった。
天使を率いる「リーダー的存在」で、剣を持ち、悪魔と戦って「天国を守る役割」と本には載っていた。
それを読んで、さらに混乱する私。
そんな大天使ミカエルが、なぜ、夢に現れたのか?
そういえば「夢の中の男性」には「羽」が見えなかったけど、大天使ミカエルよね!?
あの白い光を放つ宇宙船のようなものは、何だったのか?
未だに解明できないでいる。
余談だが、「夢」にも種類があるとされている。
①自分の「悩みや思い」が「夢」となる
②守護霊や身内の霊などからの「メッセージ」が「夢」を通して伝えられる
③未来の出来事を「夢」で見せる「予知夢」
①は、目が覚めた直後や時間の経過とともに、ほとんど「夢の内容」を忘れてしまうことが多い。
それに比べて②と③は、時間が経っても「記憶に残っている」ことが多い。
「大天使ミカエルさま」の「お姫様だっこ」の夢は、8年経った現在でも記憶に残っているから、何かの「メッセージ」が含まれいたのではないだろうか。
しかし「自分の叫び声」にかき消され起きてしまったばっかりに、肝心なところが今も不明だ。
当時、「天使」に関する本を何冊も読み漁った中に『バチカン奇跡調査官』がある。
アニメにもなった人気シリーズで、「バチカン市国」「宗教」「教会」についてを「勉強してみたい」と私に思わせた本でもある。
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