霊・UFO・前世などの体験

不思議な人生の記録

宇宙を旅する①

2008年頃より「宇宙に関する夢」を見ることが多くなった。

 

しかし、どれも「ただの夢」ではないようで、記憶に残り、夢を見た翌朝は体が重力を感じ、鉛のように重く、しばらくはベッドから起き上がれないこともあった。

 

その日も、私は「宇宙」に来ていた。

 

すべてが透明のガラスで造られたような渡り廊下に立ち、外を見つめている私。

 

外は暗く何も見えなかったが、自分が宇宙空間に浮いているような気分を味わえた。

 

私のいた建物は、宇宙空間に浮かぶように造られていて、中はとても明るく、渡り廊下を左側へ歩いていくとガラスでできたような半球体の広い部屋があり、右側に行くと建物内へと入れた。

 

しばらくすると半球体の部屋の方から男性が歩いてくる。

 

その姿を見て、私は息をのんだ。

 

「この人、知ってる」

 

「顔見知りだという懐かしさ」がこみ上げてくるものの、肝心の名前も、素性も思い出せない。

 

思い出そうとすればするほど、頭の中に霧がかかるような状態だった。

 

外見は30才くらいに見え、2メートルくらいの長身で細身、肌は透き通るように白く、地球の白人男性に似ているが、髪は腰の位置よりも長くて、鮮やかな銀色をしている。

 

足先が隠れるくらいの一枚布で無地の黒いローブのような服を着ているが、それには光沢があって、彼が歩く度に風が吹いているかのように足元がなびき、軽やかだった。

 

彼の体は、柔らかな白い光に包まれているように見え、外見の若さに反して、穏やかで温かみのある雰囲気と知的さは、長い長い年月を生き、様々な経験をして、魂を磨いた者だけが出せる特有のものだった。

 

それらは明らかに「地球人ではない」ことを証明していた。

 

少しの間、私達はお互いの顔を見つめ合っていた。

 

彼の瞳は、とても澄んでいて印象的であり、「歓迎」をしてくれていることが伝わってきた。

 

そこで、目が覚めた。

 

2008年の別の日。

 

私は、また「どこかの惑星」に来ていた。

 

草木が一本も生えていない、地平線まで見渡せる大地。

 

地球に似ているが、「空気の軽さ」や目に映る風景の「色の鮮やかさ」が違った。

 

私は、乾いた土地に立っていた。

 

目の前には、教会のような建物と柵で囲われた所に「たくさんの動物」がいた。

 

猪・鹿・馬・鳥・ダチョウなど何種類もいる。

 

しかし、その「動物の目」を見て驚いた。

 

姿形は、地球で見る動物とあまり変わりはないが、どの動物も「黒目」を中心として「赤いボールペン」で描いたような「渦巻」が入っていた。

 

「赤い渦巻」に気をとられていると、突然、頭の中に言葉が響いてきた。

 

「ここの動物は、地球で見られる動物の本来の姿。地球は、まだまだ未熟な惑星。この惑星から「これらの動物の姿のまま」で連れていくことは不可能。その為、地球のレベルに合わせ、動物のレベルを下げる改良をされ、それが現在の地球で見られる動物だ」

 

地球に住む人類も、直接、食べ物を食べて栄養を取ったり、しっかり睡眠をとらないと体が回復しなかったり、思いは言葉に出さないと伝わらず、寿命が100年ほどと短い。

 

「高度な文明や技術を持つ惑星」から見ると、「地球」も「地球人」も幼く未熟で、それ故に争い事の多い惑星でもある。

 

「声の主」の姿は、最後まで見ることができなかったが、「地球は未熟な惑星」という言葉には、納得がいくことだった。

 

何年経っても、あの「動物たちの目」を忘れることができない。

 

 

アメリカでは、部屋にドリームキャッチャーを飾っている所が多かった。

 

「クモの巣」を真似て作られていて、良い夢はすり抜け、悪夢は防いでくれるという「アメリカの先住民インディアン」のお守りでもある。