霊・UFO・前世などの体験

不思議な人生の記録

瞑想と龍

寝る前に必ず、瞑想をする。

 

それは5分と短い時もあれば、30分ほどの時もある。

 

それをすることで心が落ち着き、時間に追われていた一日の疲れがリセットされた気になり、よく眠れる。

 

瞑想中、自分の呼吸にだけ意識をしていると少しずつ雑念が取り払われ、感覚が研ぎ澄まされていく。

 

そんな状態になった時、頭の中に突然映像が入ってきたり、声や音が聴こえたりすることがある。

 

初めて体験したのは、7年前。

 

黒い雲が広がっていて、次々と稲妻の光が走り、大きな雷と大雨の音。

 

しばらくすると雲の間を縫うように翔る龍が現れる。

 

やがて、その真っ赤な龍が天空から私の方に向かって下りてくる。

 

黄色い眼、たて髪やヒゲ・ウロコが、金色に輝いているのを確認できるくらいにまで近づいてくる。

 

そこで瞑想が途切れて、映像が消える。

 

ある時は、真っ白な雪に覆われた富士山。

 

朝焼けのようにピンク色の空が富士山の頂上をサクラ色に染め、周りは雲海に囲まれている。

 

山頂の左側には、白龍が縦横無尽に舞っている映像。

 

また別の日。

 

呼吸に集中して瞑想をしていると、誰かに呼ばれている気がした。

 

目を開けて、耳を澄ましてみる。

 

やはり、どこかで声がするが、部屋には私だけしかいない。

 

数分後、突然、目の前に映像が出てきて、あっという間に私も映像の中に取り込まれたような状態となった。

 

そこは水墨画のような色彩の世界で、目の前には瓦屋根の小さなお堂があった。

 

一体ここは、どこ?

 

驚きと戸惑いで身動きができない私。

 

すると雲の間から月が出てきて、辺りを明るく照らし始めた。

 

そして、月と同時に現れた黒龍

 

空を翔る姿は力強く荒々しさがあり、月明かりに照らされる身体は黒く輝き、神秘的な美しさがあった。

 

どれくらいの時間、ボーッと黒龍の姿に見入っていたかわからないが、また声が聴こえ始めて我に返った。

 

すると、お堂の中に入ったわけでもないのに、中の様子が見えてくる。

 

両手に収まるくらいの小さな観音様が、たくさん祀られている。

 

そして、私の頭の中に声が直接入ってきた。

 

私を包み込んでくれるような温かさと歓迎とが伝わってきて、次に黒龍はお堂の守りと神々の使いをしていることを教わった。

 

気づくと映像は消えていたが、身体には余韻が残っていた。

 

同じように瞑想をしていても、日によって調子が違う。

 

「無の境地」とでもいうか、あるゾーンのようなものに綺麗に入れた日だけ、映像が出てくる。

 

この話を周りにすると、「妄想や想像なのでは?」と言う人がたまにいる。

 

もし私の妄想や想像なら自分で自覚もあるだろうし、今まで自分が経験した範囲内でのことしか思い描くことができないだろう。

 

それに妄想や想像では、鮮明な映像が出てこない。

 

しかし現れる映像は、どれも色合いが繊細で、私が見たこともない建物や風景が出てきたりするし、音や匂いなどの感覚も鮮明に残る。

 

瞑想中だから意識もあり、起きている状態なので夢でもない。

 

実際に瞑想をして体感をしてもらうのが一番わかりやすい方法だと思うのだが、私の家族や友達に瞑想を試みてもらうと、全員の言うことが同じになる。

 

「雑念ばかりが出てきて、集中できない」

 

「気づいたら寝てた」

 

そんな訳で、誰も瞑想が長続きしない。

 

だけど私は、今日も瞑想をする。

 

心身のバランスを整える為に。

 

不思議な映像と体感の為に。

 

そして、龍を見る為に。

 

 

 

素焼きの石に数滴、アロマオイルをしてから瞑想する。

 

ティーツリーやミント(ハッカ油)など、爽やかなグリーン系の香を使っている。

 

匂いに癒されて、瞑想がしやすく感じる。

 

またハッカ油は、虫よけの効果もあるから、特に使う頻度が高い。