沖縄の土地には、不思議なエネルギーがある。
戦死者の霊が多い一方で、龍などの神秘的な世界とも繋がりやすい場所だ。
沖縄では岩などの自然に宿る神を祈り、日々の生活の中でも常に先祖を意識して、手を合わせる習慣もあるようだ。
またユタと呼ばれる霊媒師に、家庭での様々な悩みを相談する人も多い。
目では見えない世界があることを信じ、スピリチュアルが生活の一部となっている。
その為、霊感が強い人・龍が見える人などとの出会いも普通にあり、体験談を聞かせてもらったこともあった。
沖縄でUFOを目撃する人も多いようだ。
私の場合、寝る前に瞑想をしていると、日によってはゾーンに入れた感覚があり、その時に宇宙と繋がり、その場所の映像が見えることがあった。
実際に、その場所に立っているような感覚がある。
今までに3回体験したが、すべて沖縄に住んでいる時だ。
1回目。
白っぽい光に包まれてはいるが、昼なのか夜なのかもわからない。
地球ではない、どこかの惑星のようだった。
空気は軽く、吸っても吸っても肺に入ってこない感覚があって、酸欠のような息苦しさがあった。
木々は無く、乾いた灰色の大地が広がり、月のように空に浮かぶオレンジ色の衛星が見えた。
そこは暖かくも寒くもなく、殺風景な景色の中、誰にも会わないまま、しばらく歩いていると左手に海のようなものが見えてきた。
風も無いのに少し波がたっていて、光に反射をしてキラキラと眩しいほどに輝いている。
しかし、水のような液体の波ではない。
近づいて見てみると、それは小指の爪ほどの小さなダイヤモンドのようだった。
それらが無数に集まり、まるで生きているかのように動き、波のように見えていたのだ。
2回目。
それほど広くない部屋の真ん中で、私は一人、なぜか小さな丸い台の上に立っていた。
壁も床も白いプラスチックのような素材でできていて、一か所だけ横に長い八角形をした窓があった。
外は暗闇で、時々、小さなカラフルな光が右から左へと流れていった。
かなりスピードが出ているようだったが、明るい部屋の中、台の上に立っていても、振動をまったく感じなかった。
しばらくすると、三方の壁からオレンジがかった金色の液体が滝のように流れてきた。
その液体には少し粘り気があるのか、サラッとした水のような動きは無く、スライムのようだった。
だが、一瞬で床上20センチくらいまで満たされていく。
不思議なことに滝の勢いは変わらないのに、液体は私が乗っている台を濡らすことはなかった。
オレンジがかった金色の液体は、とても綺麗で、ずっと見ていても飽きることがなく、見れば見るほど脳がしびれたような感覚へとなっていき、気持ち良くなっていった。
日常のあらゆることから身も心も解き放たれたような、肩の荷が下りたような、そんな爽快感があった。
3回目。
2回目と同じ部屋にいた。
しかし、そこには笑顔の女性が丸い台の上に立っていた。
身長は低く小柄だが、頭が異様に大きい。
綺麗な横長の丸顔をしていて、頭全体に張り付くようにある短い栗色の髪。
アーモンド型の目は、顔の半分を占めるほど大きかった。
そして鼻はとても小さく、口が大きい。
なんともアンバランスなサイズなのに、女性の全体像を見ても違和感を感じなかった。
コバルトブルーのドレスのような表面には銀色のラメのような物がついていて、彼女が動く度に輝き、今からバーやクラブなどで歌う人のように見えた。
彼女からは、長年生き続けている者しか出せない特有の「気(オーラ)」が出ていて、貫禄と穏やかさ、知的さと可愛らしさとがあり、魂レベルの高さを感じるものだった。
長くても100歳前後までしか生きることができない短命な地球人にとって、この「気(オーラ)」を出せる者は、数少ない。
彼女はずっと笑顔のままで、全く声を出していないが、私の頭の中に直接言葉が入ってきた。
「地球もそこに住む人も、まだまだ未熟。だから惑星の外に住んでいるし、原始的な道具や乗り物を使っていて、精神的にも幼い。だけど地球でしか学ぶことができないこともあるから楽しみなさい」
その言葉を聞いて、急に思い出した記憶があった。
小学生の時、授業で太陽の動きについて先生が説明をしていた。
その中に「地球の外側に人間は住んでいる」という話があり、驚いたことがあった。
家に帰って母に確認をすると先生と同じことを言い、「常識よ」とまで言われて、更に驚いた。
当時の私には誰に教わったわけでもないのに、「惑星の内側に住むもの」というのが当たり前のように知識としてあった。
だから、どこか納得できないまま大人になっていたが、この時に彼女の話を聞いて、初めて私の知識は間違いではなかったことを知り、スッキリした。
彼女から他にも話を聞いた。
地球より高度な文明を持つ惑星では、人は惑星の内側に住み、天候の影響などを受けない暮らしをしている。
惑星の外側に住む場合は、宇宙船などの中で暮らし、自分達の身を守ると同時に惑星の環境保護にも繋がっている。
また地球人と違って、空間に関する知識があるからこそ、瞬間移動などを可能にする宇宙船などを使い、惑星間の行き来をしている。
地球では長い年月、他の惑星との交流をしない鎖国のような状態が続いてきた。
その為、文明も人も、周りの惑星から見ると原始時代のような状態だ。
しかし、数十年前から少しずつ宇宙との関わりを持ちだすようになり、各国の政府も宇宙やUFOに関する情報を出すようになってきている。
現在、地球ではレベルを上げる為の転換期となっていることもあり、今後は更に宇宙の情報が当たり前のように入ってくるようになり、宇宙やUFOに関する体験をする人も増えていくことだろう。