【金縛り】車事故で焼死した男性霊
数多い金縛りの中で「一番」と言っていいほど、印象に残った霊。
これは私が30代後半に体験した話。
ベッドで仰向けに寝ていると急に金縛りで動けなくなり、誰かが覆いかぶさってきた。
いつも金縛りの時は、「ごぉぉぉぉぉぉ!!」という耳鳴りが始まる。
金縛りで体が動かず目が開かなくても、部屋の様子や誰が来たかが見える。
掛け布団の上には、30歳前後に見える男性。
覆いかぶさっているから、彼の重みも感じる。
髪がこげてて、顔も焼けただれていて、体が燃えているかのように熱い!!
その熱さが伝わってきて、真冬なのに私まで汗だくになった。
そんな中、彼から「死んだ時の状況」が「カラーの映像」で伝わってきた。
朝の車がすいている高速道路を猛スピードで走る赤いスポーツカー。
車の運転が好きだったようで、よくスピードを出して走っていたようだ。
その日も同じように走っていたつもりが、カーブを曲がりきれず壁に激突。
激突した衝撃で意識を失っている間に車から火が出てくる映像。
車が走る音・激突の衝撃音・いろいろなものが焼ける臭いまで体感。
彼は私に「死んだ時の状況」を見せると満足したのか私から離れ、あっという間に3階から1階へ「瞬間移動」するのが見えた。
彼が1階に着いた時、なぜか家につけている警報のセンサーが反応。
家中に警報が鳴り響き、我に返った私は慌てて警報の解除に向かった。
警備会社から「1階のセンサーに反応がありましたが、何かありましたか?」の質問に「霊に反応して」とも言えず・・・。
霊がセンサーに反応したのは、これが2回目(1回目は祖母)だった。
いまだに反応する原因がわからない。
霊は満足したのか、警報が鳴っている間に消えていた。
私は起こされ、汗だくで、すっかり眠気が吹き飛んだ夜だった。