あっという間の一年だった。 今年は、特に家族の体調不良や家のことに追われた。 仕事の忙しさもあって、心身ともに疲れ、私自身も体調不良となる日が多く、夏から秋にかけては、体重が4キロ減っていた。 身体の疲れや痛みを取りたい時、私は病院ではなく、…
もみじやイチョウが、色とりどりに染まる紅葉の季節。 この時期の京都は、とても風情がある。 家族や友達と年に数回、京都を訪れ、観光名所を歩き、紅葉や川を見ながら美味しいものを食べる時間は、格別だ。 しかし、国の中心を担っていた歴史ある京都での散…
私が、高校生の時に体験をした話である。 3泊4日だったと思うが、スキー合宿へと行った。 バスの中では、雪景色を見ながら、クラスの友達としゃべりまくり、楽しく過ごしていた私だった。 だが、宿舎の玄関に入った途端、急に気分が悪くなり、その場にうず…
この数か月、同居人の体調不良もあり、今まで以上に仕事と家事に追われ、ホッできる時間がなく、毎日が過ぎている。 ゆっくりショッピングがしたい、と思うものの、数日ぶりの食料品などの買い出しで、すでに荷物は重く、帰宅しなければならない時間も迫って…
ようやく朝晩、涼しくなってきた。 夏の猛暑による寝不足と疲れもあって、朝が涼しくなってくると、いつまでも寝ていたくなる。 数年前までは、想像もつかなかった。 長時間にわたって、朝まで熟睡できる日が、やってくるなんて。 40代前半まで、私は浅い…
夢を見た。 黒煙の中にいるかのように、歩いても歩いても視界が悪く、自分の足元でさえ見えない。 息苦しく、酸素を求めて深呼吸をしたいのに、刺激臭の臭いで、それもできずにいた。 自分がどこへ向かって歩いているのかもわからず、時々、黒煙が薄まる箇所…
今年の夏は、うだるような暑さが続き、熱を蓄えた鉄筋コンクリートの壁により、私の部屋のクーラーは19度設定にもかかわらず、サウナのような状態だった。 熱帯夜で、2台連動タイプのクーラーは音がうるさく、扇風機で部屋の空気をかき混ぜていても風は生…
私は裸足で、片足を引きずりながら逃げていた。 遠くから大勢の男の声と犬の遠吠えが聞こえ、彼らの持つ松明の明かりが近づいてくる。 気は焦るが、身体が思うように動かず、息苦しい。 どこかに身を隠したいが、石造りや木造の店が建ち並ぶ通りへと入ってし…
水子(みずこ)とは、生まれてから日数が経っていないうちに亡くなったり、中絶や流産などで、この世に生を受けることができなかった胎児のことだ。 私の家系にも、複数の水子がいる。 その為、家のお仏壇には水子の位牌(いはい)があり、ご先祖のお墓の横…
長年、母と離れて暮らしている。 それは私が実家を出て、海外や沖縄を転々としていたり、戻った時には母が膝を悪くして、マンションでの暮らしを始めたりしたからだ。 現在は、実家とマンションとで住む私達だが、離れていても仲が良い。 電話も頻繁にして、…
この世は、仮想世界だ。 これは、私が40年以上にも渡って不思議な体験をしてきた中から発見をしたり、前世の記憶などから導き出した持論だ。 魂を磨く修業の場所である仮想世界だが、お金や物が溢れる3次元の物質世界にもなってしまっている。 大半の人が…
まだ本格的な夏にもなっていないのに、連日の蒸し暑さで、すでに体力が消耗している。 湿度の高い、梅雨の時期が苦手だ。 普段、ゆっくり寝たいと思いながらも、忙しさもあって気がせいて、平日・休日に関係なく、朝6時には起きている。 だが、うだるような…
7年くらい前から、東京の災害に関する夢や映像を何度か見る。 この数年は、見る回数が増えている。 何度か同じような夢もあり、それは山手線の電車が出てくるもの。 夢の中で私は、どこか駅近くのマンションに一人で暮らしている。 部屋は、3階にあるよう…
数日前のこと。 「富士山の夢を見た」と伝えたら、 「縁起が良いから、宝くじ買ったら当たるんじゃない?」と家族や友達から言われた。 しかし夢の内容を語っていくうちに、それが縁起の良いものではないことに驚きや戸惑いの反応へと変わっていった。 朝方…
人は亡くなっても、魂は生き続けている。 けっして、『無』にはならない。 これについては昔から本がたくさん出ているが、私の場合、数多くの不思議な経験を通して知り、今では当たり前のものになっている。 だから私には『死』というものの恐怖が無く、むし…
明晰夢(めいせきむ)とは、自分で「これは夢だな」と自覚しながら見る夢のことだ。 子供の頃から明晰夢が割と多く、時には夢で見たことが現実に起こる正夢(まさゆめ)へと変わったり、自分の疑問や悩みに関する解答をもらえたりする。 数日前にも明晰夢を…
昨年からのコロナウイルスの影響で、世の中の生活スタイルが一気に変わった。 リモートで仕事をする人が増えたり、学校での授業にも取り入れられている。 数日前、ニュース番組を見ていたら、不動産業界でもリモートが主流になってきていて、部屋の間取りや…
久しぶりに、夢を見た。 20代の頃からよく見ていた夢で、いつも内容は同じだ。 夢の中の私は日本人で、10代後半と若く、ヨーロッパにあるバレエ学校を訪問するところから始まる。 学校は細かな模様が壁一面に施された石造りの外観で、階段を3段上がると…
青空と穏やかな海を見ながら、車でゴルフ場へと向かっていた。 この4か月ほど前、職場のホテルへと向かっている途中で、後ろから追突された。 赤信号で減速をしているところに、勢いよく後方から車がぶつかってきて、首と腰とにムチ打ち、そして全身打撲と…
沖縄市登川のアパート、その部屋は訪問者が多かった。 昼寝をしていると、ベランダから10人ほどの高齢者が入ってくることがあった。 ガラス戸を通り抜けて、私を囲むように、並んで見下ろしてくる。 全員が、戦死をした霊だ。 手に家族写真や思い出のある…
しとしとと小雨が降る中、軽自動車を走らせて、アパートへと急いでいた。 すでに23時を過ぎている。 「目的地は、すぐそこです」 スマートフォンのナビ案内が、そう告げた。 「はぁ~!? ここ、どこよ?」 めったに独り言をいわない私だが、思わず心の声…
沖縄の土地には、不思議なエネルギーがある。 戦死者の霊が多い一方で、龍などの神秘的な世界とも繋がりやすい場所だ。 沖縄では岩などの自然に宿る神を祈り、日々の生活の中でも常に先祖を意識して、手を合わせる習慣もあるようだ。 またユタと呼ばれる霊媒…
晴れた日の沖縄の海は、最高に綺麗だ。 濃い青色をしていて、波がほとんどなく、光を反射しながら輝く。 青空と白い砂浜と合わさった景色は、海外のような雰囲気も楽しめる。 沖縄の中部にある恩納村に住んでいた時、ホテルの仕事が休みの日は、よくタイガー…
目では見えない世界が見える、という私の体質を知っている人に、よくされる質問がある。 「いつも、見えているんですか?」 「しんどくなったり、疲れたりしませんか?」 私と目を合わせると、何か見られていると思う人もいて、「じっと顔をみないで」と友達…
関西に住む友達に会いに行った帰り、夕方、JRに乗って大阪駅へと向かっていた。 一人で電車に乗る時、必ず私は扉の所に立って、本を読んでいる。 電車は、たくさんの人が利用する為、霊なども多く、車内の「気」も淀んでいることがある。 私にとって席に座る…
いつものように、保険事務をこなす毎日を過ごしていたある日。 その日は、朝から胸騒ぎがしていて、仕事をしていても集中できずにいた。 胸騒ぎがする時は必ず、何かが起こる。 それは私自身に関することもあれば、家族や友達に関することもあるが、国内や海…
ある晴れた日、友達の部屋に泊まりに行くことになった。 そのアパートは沖縄北部にあり、ホテル従業員の寮としても一部使われていて、ここも怪奇現象や霊の目撃が多い場所だった。 その為、友達から「私は何も見たことないけど、目撃者が多いのが気持ち悪い…
あるホテル従業員の寮。 その建物は沖縄本島の中部、58号線沿いにあり、綺麗な青い海が見える所にある。 「コの字」のようなデザインの白い2階建てアパート。 入口を入ると右側と左側に部屋が並び、建物の中央には、さびた鉄の階段がある。 階段近くの1…
節分が過ぎると、「桃の節句」や「ひな祭り」の文字を街中で見かけるようになる。 その時に、ふと思い出す、私のひな人形。 子供の頃、毎年2月になると母が飾ってくれていた。 お内裏様とお雛さま、老人の左大臣と若い右大臣、三人官女、笛や太鼓を持つ五人…
寝る前に必ず、瞑想をする。 それは5分と短い時もあれば、30分ほどの時もある。 それをすることで心が落ち着き、時間に追われていた一日の疲れがリセットされた気になり、よく眠れる。 瞑想中、自分の呼吸にだけ意識をしていると少しずつ雑念が取り払われ…