【UFOと宇宙人】ロサンゼルスでの目覚め(4回目)
たくさんのUFOの夢を見た、その日。
余韻にひたりながら、語学学校へ行った。
驚いたことに、その日の授業が「霊とUFOについて」だった。
余談になるが、アメリカでは本屋さんでの「スピリチュアル本」の棚は、日本より種類も数も充実していて、「スピリチュアル」や「UFO・宇宙人」に関する本や品物だけを販売している専門店もある。
関心が強い人が多いし、体験者も多く、FBIにも霊媒師などが協力して透視能力を使い、未解決事件を解決するといったこともあるという。
だからスピリチュアルな話は、普通にテレビ番組や日常会話でもよく耳にした。
語学学校の担任の先生も幼少期から霊の声が聞こえ、よく子供部屋には様々な宇宙人が訪ねて来たと言う。
また大人になって夜中に車で郊外を走ると「母船が飛んでくることがある」とも言っていた。
語学学校の中でも、ずば抜けて不思議な先生だった。
そんな彼が言うには「霊やUFOを見る人は、気づいてないだけで、いろいろな宇宙人との接触も多い」との事。
10人ほどいたクラスの中で「霊やUFOの体験者」は私だけだったが、「グレイ」との体験だけで「他の宇宙人との接触」というのは、思いあたらなかった。
そのことを放課後、先生に伝えると「気づいてないだけだよ」と回答。
そして、二冊の本を貸してくれた。
一冊目は「グレイ」に何度も誘拐された女性が絵日記をつけており、出版したものだった。
簡単な英語の文と色つきの絵があって、私にも読みやすかった。
この本の最後には、アンケートが載っていた。
・UFOを目撃したことがあるか
・見知らぬ惑星の夢を見たことがあるか
・宇宙人の目を通して宇宙を見たことがあるか など
このような質問が100個くらいあり、私の場合、半分くらい当てはまった。
アンケートの終わりに「該当の項目が多い人は、気づかないうちに宇宙人と接触の可能性がある為、下記まで連絡ください」とあり、「アメリカ軍の研究所」と思われる連絡先が記載。
その文章を見て「まさか、私も知らない間に誘拐されてる!?」と戸惑った。
二冊目を見るとA4版サイズの薄い本で、地球で目撃された宇宙人たちの顔や全体像、身長などの比較を細かくカラー付きで紹介していた。
・肌が濃い青色で小さな宇宙人
・爬虫類のような顔でウロコを持ち、濃い緑色の肌をした宇宙人
・ほとんど地球人と外見が変わらない宇宙人
・サルのような顔で体毛の長い宇宙人 など
外見も身長も肌の色も、いろいろな宇宙人が載っていて、とても興味深かった。
中でも目をひいたのは、「サルのような顔をして、オレンジ色の体毛を持つ宇宙人」と「地球人のアジア女性のような外見を持つ宇宙人」だった。
私は、彼らを知っていた。
それは私が10歳頃に体験した出来事と繋がっていた。
「ロサンゼルスでの目覚め(完結)」に続く。