霊・UFO・前世などの体験

不思議な人生の記録

全身が銀色の人型からの贈り物

これは、2008年頃の「夏の出来事」。

 

幼少期からの「数々の霊体験」で、横を向いて寝ると「背後に霊が現れる恐怖」や布団から手足などが出ていると「霊に引っ張られる恐怖」もあって、長年、「仰向けの姿勢」で、どんなに暑い日でも「布団をかぶって寝る」というのが習慣づいていた私。

 

しかし、20代で「霊体験」にも慣れ「恐怖」を感じなくなり、30代からは少しずつではあるが「横向きの姿勢」でも「布団をかぶらなくても」違和感なく寝れるようになっていた。

 

そんなある日の夜中。

 

クーラーを入れるには早い時期だが、クーラーが無いと少し暑さを感じる夜。

 

廊下からの「涼しい風」を取り込む為に「部屋の引き戸」を「5センチ」ほど開けて、寝ていた。

 

それでも時々「暑いな~」と思いながら、寝たり覚めたりを繰り返し、何度も寝がえりをうっていた。

 

すると突然、「部屋の引き戸」が音をたてて開いた。

 

その引き戸は「木」で作られており、重みがあるから「風」では動かない。

 

部屋の入口の方を向いて「横向き」に寝ていた私は、物音で目を開けた。

 

部屋の入口に「銀色」が、立っていた。

 

「ん!?」

 

よく見ると「輝く銀色」が「人の形」をしていた。

 

それはまるで「輝く銀色の全身タイツ」を「頭から爪先まで」すっぽり被ったような姿だった。

 

しかし、それは「人間」でも「霊」でもなかった。

 

その「輝く銀色の人型」は、音もなく寝ている私の枕元へとやって来た。

 

「輝く銀色」は、ビーニールのように「つるっとした光沢」があり、それで頭も覆われている為、「顔」も「性別」も「何一つ情報がない状態」だったが、不思議と「恐怖」を感じず、「好奇心」でずっと観察をしていた。

 

私は横向きに寝ていて、右手だけを枕元に置いていた。

 

「銀色の人型」が私の枕元に立った時、私の体は動かせなくなっていた。

 

それなのに「私の右手」は勝手に動き出し、「銀色の人型」に「手のひら」を見せる状態になった。

 

すると「銀色の人型」は、1センチほどの「正方形」をした「銀色の薄い金属」のようなものを「私の手のひら」に押し付けた。

 

「何これ?」と思っている私に「何の回答もしないまま」、ずっと「指」で「金属」を押し付けてくる「銀色の人型」。

 

「銀色の金属」が「手のひら」に「めり込んでいくんじゃないか」と思ったほどだ。

 

私は、ようやく「右手の薬指」だけ、なんとか動かせるようになり、「銀色の金属」を押さえ取ろうとした。

 

そのタイミングで「銀色の人型の指」が、「銀色の金属」から離れた。

 

私は「薬指」で「銀色の金属」を押さえたまま、「これ何?」と心の中で聞いてみた。

 

「銀色の人型」は、何も答えない。

 

いや、答えていたのかもしれないが、私には何も聞こえなかった。

 

数分間の沈黙と静けさの中、私は「銀色の人型」の普通ならあるであろう「顔」の位置をずっと見つめていた。

 

だが、いつの間にか眠らされたようだ。

 

気づくと朝になっていて、「右の手のひら」からは「銀色の金属」が無くなっていた。

 

夢か・・・と思ったが、部屋の「木の引き戸」が「すべて開いた状態」で、夢ではないことは明らかだった。

 

では、「輝く銀色の人型」は何だったのか?

 

あの「銀色の金属」は何だったのか?

 

もしかして、あの「銀色の金属」は「マイクロチップ」のような物で、「手のひらに埋め込みをされたのか!?」と思い、「銀色の金属」が置かれていた場所を何度も撫でたり押したりしてみた。

 

しかし「私の手のひら」は、特に変わった様子も違和感もなかった。

 

もう、一体なんだったんだ!!

 

現在でも謎が解けず、不完全燃焼のような状態だ。

 

今後、また現れるようなことがあるのなら、「顔」を見せてくれるか、ちゃんと「会話」をしてくれるか、「どちらかだけは必ずしてほしい」と願うばかりである。